ホームページはちゃんと作っていても、
予約サイトの写真はいい加減。ってことになってませんか???

誰かに紹介してもらった、という以外に、
お客様がピンポイントで自分のHPに来てくれることはまずありません…。

予約サイトにある数ある宿の中から、
目に留まって、クリックして、詳細を見て、
それから。
念のためにHPも見てみる。

私なら、と考えるとそんな流れです。

ならば、予約サイトの写真を選ばれる写真にしないといけません!

 

こんにちは。
城崎温泉・写真屋のブログに来ていただきありがとうございます!
写真屋に嫁に来て11年。
三姉妹の母でもあるフォトグラファー井垣真紀です。

 

今や、宿の予約は、ほとんどが予約サイトから。
そして、そのサイトを見ているのは、
スマホやタブレットなどのモバイルが7割(!)だそうです。

つまり。
小さい画面で見てるんです。

そうなると、目に入るのは写真だけです!

文字はほとんど目に入ってこないと思います。

さて。
ずらーっと並んだ宿の写真。

クリックされる確率が高いのは、昼間の明るい写真??夜の写真??

どちらだと思いますか??

これは、はっきりと、夜の写真だそうです!

うちも、お店や旅館の撮影の際は、ほとんどが夜に撮影します。
(昼間の明るいイメージがいい店舗ももちろんあります。)

夜の方が雰囲気があって、高級感が出ます。

 

ある民宿の外観。
もともと使われていたのは、こんな写真でした。

 

 

まずは、私たちが打ち合わせに行った時に気になったこと。

室外機を隠してはどうか。

というアドバイスをさせていただきました。

玄関前に、どーんとある室外機。
目立ちます。写真で見ると、ど真ん中です。

たいした費用もかからず(DIYも難しくない)、
お客様をお迎えする心遣いとしても、やって損ではないはずです。

この写真は、オススメの「夜」ですね。
でも、真っ暗過ぎます…。

撮影する時間が大切です。

私たちが撮影する時には、
料理写真の途中でも、この時間になると外観を撮りに外に出ます。

ポイントは、真っ暗にならない「夜の入り」。
今の季節なら7時半〜8時でしょうか。
紺色の綺麗な夜空が撮れます。

撮影のベストタイミングが来る前に、
玄関前に打ち水をします。明かりが反射して綺麗です。

三脚でカメラを固定して、
シャッター速度を落として撮影します。
(シャッターを開けておく時間を長くすることで明るく写します。)
この時、
外灯が邪魔することがあります。
その時は、なんとかその灯を遮ります。

また、このお宿のように、電光の看板が明るすぎて飛んでしまうことがあります。
なんて書いてあるか、わからないですよね。

そんな時は、
シャッター速度よりも短い時間だけ、看板の灯を点けます。
そうすると、看板の灯の強さを調整することができます。
この時は、ダンナと携帯で連絡を取りながら、スイッチの入り切りをしました。

 

で、できた写真がこれです。

ここでは看板の文字にモザイクを入れていますが、はっきりと宿の名前が写っています。

室外機も気にならなくなりました。

打ち水効果もわかっていただけますでしょうか??

もひとつ言うと、
手前のお部屋の電球の色が他のと違ったので、同じ色の灯を仕込みました。

やっぱり、暖色の明かりがいいですよね。

 

比べてみてください。

 

撮ってよかった。

そう言ってもらえる写真が撮れたと思っています。

私たちの商売は、写真を売ることではありません。

お客様の思いを伝えることです。

お客様の宿の思いを伝えて、
売り上げが上がる、予約が増える、
ことをお手伝いすることだと思っています。

 

 
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