こんにちは。
兵庫県の北部・豊岡市にある城崎温泉の写真スタジオ「イガキフォトスタジオ」の井垣真紀です。

2022年も残りわずか。
これを書いておかないと!と思いながらなかなか記事にできなかった豊岡鞄のお話です。

私たちが暮らす豊岡市は、鞄の生産量日本一を誇る「かばんの街」です。

豊岡市のカバン生産の歴史は1000年以上にもなるそうです。

 

そんな豊岡市に住んでてよかった!!と思う出来事がありました。

ずっと困っていた「集合写真用のひな壇の板」を運ぶための容れ物。

「ひな壇」というのは、大人数の集合写真を撮る時に、全員の顔がちゃんと見えるように使う段です。

例えば、こんな感じ。

100人くらいまで、みんなの顔がしっかり映った集合写真が撮れます。

ひな壇は、撮影する現場に持っていって組み立てます。

人が立つ部分になる板は5枚くらいずつ(重いので)運ぶのですが、そのまま運ぶよりまとめて運べる容れ物が欲しい。

今まで使っていたものは、父の友人に頼んで作ってもらったもので、もう40年くらい使っていてボロボロに。

ネットで既製品をやっと1つ見つけて買ってみたのですが、とても使いづらくて。

どうしようか、とずっと悩んでいました。

そうだ!豊岡はカバンの街!
せっかく豊岡市に住んでるんだから、カバン屋さんに作ってもらおう!!
…高いかな。高いよね。
でも、まだまだ必要だから作ってもらおう!

ということで、
城崎温泉街で豊岡鞄を扱っているお土産屋さん、お友達でもある「まるさん物産」さんに、カバン屋さんを紹介してもらいました。

それが、カバンツクリエーションさん。

お会いして、今まで使っていたボロボロの袋を見てもらいました。
ここがよかった、とか、ここが使いづらかった、とか、これは必要ない、とか、いろいろお話しして、いろいろ質問していただいて。

なるべく安く、便利に使えるようにと、プロのアイディアをたくさん出してくださいました。

そしてなんと、とても丈夫で、私が買った既製品よりも安く作ってくださったのです。

オーダーメイドのカバン

かばんの蓋は必要ないので、無くすことでコストを下げてくれました。

その代わり、飛び出てこないように、留め具を付けてくれました。

何より使いやすくなったのは、袋が自立すること。

今までは、片手で口を開けておいて、片手で板を入れないといけなかったのです。

でも、これは自立していて口を開けてくれているので、両手で板を持ってスッと容れられる。これが本当にありがたい!

ひな壇の板のキャリーケース
オーダー通り、5枚ピッタリ入る!!

生地は、残っているものでよければ安くできるよ、と言っていただいたのでお任せしたのですが、2トーンの可愛いものになりました。

大満足です!カバンのプロ!すごい!

これだけで大感動したのですが、それにもうひとつ、感涙したことが。

なんとなんと、生地が余ったから。と、カメラのデザインのショルダーバッグをプレゼントしてくださったのです!

仕事の時に使えるかなぁと思って、って。

おぉーー!かわいいー💓

ありがとうございます🙏🙏🙏

優しさにびっくり感動しました。

大ファンになっちゃいました。ありがとうございます!!!

カバンツクリエーションさんにて

 

 

このショルダー、いろんな人に褒められました。

どこで売ってるの?欲しい!と言われたけど、これは既製品ではないのです🤗ごめんね。

とっても嬉しい宝物ができました!大切に使いますね。

カバンツクリエーションさん、とっても素敵な鞄をたくさん作ってらっしゃいます。

そして、いろんなオーダーも受けてらっしゃるようです。

これを入れて運べる鞄が欲しいんだけど、って。
そういう方法があったんですねぇ。

職人がいる街ならではです。豊岡市を誇りに思いました。

親身になって相談に乗ってくださいますよ。ぜひ。

カバンツクリエーションさん

 

 

 

 

 

 

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